【ネタバレあり】アンブレラ・アカデミー シーズン1 感想/ヒーロー活動を終えた義兄弟たちに世界の終末が近づく

【原題】:The Umbrella Academy
【配信】:2019年2月15日
【時間】:50分
【話数】:10話
【出演】:トム・ホッパー(木内秀信)/デイビット・カスタニーダ(辻井健吾)/エミー・レイバーランプマン(ファラナーゼ ニケライ)/ロバート・シーハン(烏丸祐一)/エイダン・ギャラガー(石川賢利)/エレン・ペイジ(長谷川暖)/メアリー・J・ブライジ(内海安希子)/キャメロン・ブリットン(石川栄一)/シーラ・マッカーシー(塙英子)/ジョン・マガロ(井之上潤)/ジョーダン・クレア・ロビンズ(和優希)/コルム・フィオール/アダム・ゴドリー




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いやぁもうアメコミ作品なんてあんまり見たくないのよね。多いんだよ。数が映画もそうだけど最近ドラマ界もアメコミばっかりじゃない?今年もすでに『パニッシャー シーズン2』『タイタンズ シーズン1』と見ちゃってさ。面白かったけど食傷気味だよ。そんなところにまたアメコミ原作の「アンブレラ・アカデミー」がきちゃってさ(。-`ω-)

今作はマイ・ケミカル・ロマンスの元ヴォーカル・ジェラルド・ウェイが原作を務めたコミックが原作で、原作はアイズナー賞を受賞したぐらい評価されている漫画らしい

ストーリーを簡単に説明すると妊娠していないはずの女性が世界中で同時に出産するという現象が発生し、大富豪のハーグリーブス卿(コルム・フィオール)がそのうちの7人を引き取って育てる。その子たちはそれぞれ特殊能力を持っていて「アンブレラ・アカデミー」としてヒーローとして活動する。

それから17年後、子供たちはそれぞれ別の道を歩んでいたがハーグリーブス卿が謎の死を遂げ久々に集まる。そこにいなくなったはずのファイブ(エイダン・ギャラガー)が13歳の姿のまま現れ、世界があと数日で終わる事を知りそれを食い止めよう(=゚ω゚)ノイェイ。というお話


Netflixより引用





まぁ『ウォッチメン』っぽいよね。あれも既にチームでのヒーロー活動を終えた人たちがとある人物の死をきっかけに世界の終焉を防ごう(=゚ω゚)ノイェイ。というお話だったしね。しかしあっちと違って今作は内向的で、世界を救おうという一応の大義名分はあっても皆それぞれ自分の問題ばかりで自分勝手。

幽霊と話ができる能力を持つクラウス(ロバート・シーハン)はジャンキーで家族にはゲイとカミングアウトできなかったり、ナイフを自在に扱う事ができる能力を持つディエゴ(デイビット・カスタニーダ)は一人で自警活動をする『ウォッチメン』のロールシャッハのように正義を拗らせてる。

一癖も二癖もあるメンバーだがその中でも恐らく特に日本でも海外でも一番人気であるだろう瞬間移動と時空移動ができるファイブ。未来で数十年過ごして現代に戻ってきたので実年齢は50代という名探偵コナン状態。マネキンのドローレスを相棒にするとかオタクのツボをついてくる感じが憎い(。-`ω-)

そして何の能力を持たないヴァーニャを演じるのがエレン・ペイジ。彼女は以前はよくティーンムービーに出演していた。『ローラーガールズ・ダイアリー』などパッと見真面目で普通っぽいのに実は問題を抱えているキャラを演じていたけど本作でも遅れてきた反抗期ばりにそれを炸裂!!


Netflixより引用





超能力ものというのはティーンエイジャーの自意識とか葛藤のメタファーである事が多いけど今作はそれを大人になり切れない大人たちに焦点を当てているのが面白いと思う。既に身体は成長しきったのに精神的に成長できていないというのは非常に現代的で共感しやすい

他にもファイブを狙う殺し屋コンビ・チャチャ(メアリー・J・ブライジ)&ヘイゼル(キャメロン・ブリットン)や謎の喋るおさるさんポゴ(アダム・ゴドリー)や老けないお義母さんグレイス(ジョーダン・クレア・ロビンズ)など全然説明されないキャラやらで面白いです

中盤、ちょっと中だるみしますがそれでもちゃんと1シーズン終えれたんじゃないかと思います。シーズン2も制作決定したとの事ですがファイブを演じるエイダン・ギャラガーは油断したら高身長にすぐ成長しちゃいそうなのでさっさと作らないとね(。-`ω-)


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