【ネタバレあり】ホットギミック ガールミーツボーイ/隠れビッチと言われてもしょうがない【あらすじ 解説】

【原作】:相原実貴
【監督】:山戸結希
【公開】:2019年6月28日
【時間】:119分
【出演】:堀未央奈(乃木坂46)/清水尋也/板垣瑞生/間宮祥太朗/桜田ひより/上村海成/吉川愛/志磨遼平/黒沢あすか/高橋和也/反町隆史/吉岡里帆

【あらすじ】
奴隷にしようとしてくる奴とか、復讐の道具にしようとしてくる奴とか変人からよく好かれます


スポンサーリンク






55点



なんでもガールミーツボーイというサブタイトルは監督曰く、ボーイミーツガールを反転させた言葉であり、王道の恋ではない、自分自身の主体性を知るための恋を元にした新しい青春映画を届けたいとの思いでつけたそうで

しかし本作はストーリーだけ取ってみればよく見る少女漫画映画っぽくてね。地味で冴えない主人公・成田初(堀未央奈)が幼馴染っぽい橘亮輝(清水尋也)に奴隷のように扱われたり、幼馴染で好きだったモデルの小田切梓(板垣瑞生)に復讐の為に使われそうになったり、血の繋がらない兄がいたりとシリアス要素と演出があるだけであまり新鮮味は感じませんでしたね。

いい所を言えば映像がキレイでしたね(ざっくり)


ロケーションが良いですね。『リリィシュシュのすべて』みたいな2000年代青春映画のような画づくりで好きでしたね。

後は清水尋也さん演じる橘亮輝の滲み出る童貞臭も素敵でしたね

「彼女見習いで許してやるよ(-。-)y-゜゜゜」とか「俺にキスしなさい(´_ゝ`)」とか厨二っぽいセリフが出てくる度に「もう童貞なんだからぁ(;^ω^)」と微笑ましく見ちゃいましたよ。清水尋也さん自体はセクシーなのにね。

後地味に良かったのは重要なやり取りをケータイを通じて話すのは凄い良かったと思います。本人に会って話せるのに敢えてスマホで済ますのは非常に現代的だし、ここは今時の青春映画にはよく合ってて。


Netflixより引用






しかし僕はこの作品はあまり好きになれませんでした。

まず会話のやり取りが基本全てポエミィなんですね。会話というより詩に乗せて気持ちを吐き出すといった感じで向き合って話してるとは思えないんですよ。大林宜彦監督もそうなんだけどでも何かが違うんだよなぁ。脚本ぐらいは別の人に頼んだらいいんじゃないでしょうか?

それとこの作品でもっとも嫌いな部分が主人公以外の女性の扱いが酷く雑な所。
目の前で陰口言ってくるクラスメイト、明らかに見下してくるモデル達、イチイチ人を逆なでするような事を言ってくる梓のマネージャー葛城リナ(吉岡里帆)、よくわからんメンヘラを発動する初の妹・茜(桜田ひより)など男も変人ばかりですが女性もまともな奴が一人もいねぇ(;´・ω・)

ぼくはこの手の恋愛ものとかで主人公を上げる為に他を下げるやり方が本当に嫌いです。製作者の考え方が小狡いと思っちゃうんですよ。クラスで友達っぽい人もその他大勢みたいな描き方だし、他は雑で酷いのに主人公だけは純粋みたいな描き方をされるとクラスメイトが言っていた「隠れビッチじゃん」と思われてもしょうがないぐらい主人公そのものに嫌悪感を感じてしまいました。

まぁ好きな人は好きなんじゃないでしょうか?僕は全然好きになれませんでしたが。そんな感じでオススメです(=゚ω゚)ノ


スポンサーリンク

コメント

人気の投稿