クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦/さよならぶりぶりざえもん


【監督】:原恵一
【脚本】:原恵一
【原作】:臼井儀人
【演出】:水島努
【設定デザイン】:湯浅政明
【時間】:99分
【公開】:1998年4月18日
【出演】:矢島晶子/ならはしみき/藤原啓治/こおろぎさとみ/塩沢兼人/三石琴乃/玄田哲章/山寺宏一/滝口順平

【あらすじ】
悪の組織「ブタのヒヅメ」からしんのすけたち春日部防衛隊は世界を守ることができるのか


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80点



クレしん映画といえば「戦国大合戦」や「オトナ帝国」が有名だけど僕はそれ以前に作られた映画の方が馴染みがあり今回久々に「ブタのヒヅメ」を鑑賞。

冒頭、原作者・臼井儀人(故)がクリスタル・キングの「大都会」を熱唱し、松坂先生が中島みゆきの「ひとり上手」を熱唱するのはいきなり爆笑してしまいました(*'▽')ちびっ子ガン無視したギャグを入れてくるのがクレしん映画のいいところ

シリアスムードから一転、劇画タッチのコメディに変わるトイレ攻防戦もサイコーに笑った

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1998




それからぶりぶりざえもんが登場し、PVを見させられるのだけどこれが「マインド・ゲーム」「夜は短し歩けよ乙女」で知られる湯浅政明テイスト溢れるドラッギー的表現で面白可笑しい。


©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1998







特に良かったのはぶりぶりざえもんと別れた後にしんちゃんが人知れず涙を流していたシーン。わざとらしく盛り上げるでもなくさり気ない演出。これを見ると最近のクレしん映画は「感動」の押し売りが強すぎると思う。本来のクレしんはコメディなんだからこれぐらいのバランスでいいと思うのだけど「戦国大合戦」「オトナ帝国」が残した負の遺産なのかな?


©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 1998









少々子供パートがスベってる部分もあったりするけどエンターテイメント映画としてコメディ、アクション、感動のバランスは丁度いいと思う。そしてこの映画は2017年現在でぶりぶりざえもんをメインで扱った唯一の映画だ。最近では神谷浩史が演じた事で16年ぶり復活したが塩沢兼人のぶりぶりざえもんを楽しめるのは今作が一番なのは間違いない

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