【ネタバレあり】ミスター・ガラス/スーパーパワーは、ありまぁす!【あらすじ&感想】

【原題】:Glass
【監督】:M・ナイト・シャマラン
【脚本】:M・ナイト・シャマラン
【公開】:2019年1月18日
【時間】:128分
【出演】:ブルース・ウィリス/ジェームズ・マカヴォイ/サミュエル・L・ジャクソン/サラ・ポールソン/アニャ・テイラー=ジョイ/スペンサー・トリート・クラーク/シャーレイン・ウッダード

【あらすじ】
本当にスーパーパワーは存在するのか?




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79点



アンブレイカブルの感想はこちら↓
【アンブレイカブル】

スプリットの感想はこちら↓
【スプリット】

割とネタバレするかも?

生まれて初めて見たシャマラン映画は『ヴィレッジ」だった。深夜のテレビで見たので具体的に覚えてないが矮小化されたリアルなオチで「あぁそうなんだ(;´・ω・)」とガッカリした事は覚えてる。それからいくつか見てトンデモオチに乗れたり乗れなかったりでそこまでシャマランという監督に興味は出なかった。

それから数年(きみまろ風)
『ミスターガラス』が前の作品と繋がっているという事だったのでそれらを見たら「なかなか面白いじゃないの?」となんとなくシャマラン演出が面白く感じてからこの『ミスターガラス』を見るとあら不思議

めちゃめちゃ面白いじゃないの(=゚ω゚)ノ

僕はもう前2作を見てしまったので見ていない状態はわからないのでなんとも言えませんが前2作を見ておいた方が楽しめるのは間違いない。『アンブレイカブル』で登場したデヴィット(ブルース・ウィリス)の息子ジョセフ(スペンサー・トリート・クラーク)が役者そのままで出演していたり、シャマランが自ら演じたドラッグの売人というほんとにチョイ役で出てきたり、随所で繋がりが感じられて楽しい!

『スプリット』で魅せたマカヴォイ(役名書くと混乱しそうだから名前)の多重人格ぶりは今度はより凶悪に増えてフラッシュ食らったら別人格に代わっちゃうシーンは笑っていいんだかなんだか面白かった。七変化どころか20面相というかモノマネタレントのコロッケを見ているみたいで(;´・ω・)


©Universal Pictures





そして今作では遂にデヴィットとマカヴォイが捕まえられエリー(サラ・ポールソン)という精神科医から彼らがただの誇大妄想に憑りつかれた精神異常者と診断されてしまう。このスーパーパワーがあるのか?という問題は『アンブレイカブル』からずっと描かれ続けて毎度「結局どっちなの?( ゚Д゚)」と呆れそうになった所で前半ほぼ喋らなかったイライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)が遂に動く。

イライジャはコミックを再現するようにマカヴォイを丸め込みデヴィットと対決させる。そこには関係者全員集まって非常に劇的だ。更にそこで衝撃の事実マカヴォイの親父もデヴィットが生還した列車に乗っていたという事実を前作の映像と混ぜ合わせて魅せるシーンは見事だった

そこから更に二転三転する展開にシャマランの掌で踊らされるのが気持ちいい。リアルでもあり超常的でもある非常にバランスのとれたオチで素晴らしい。最後のデヴィットの映像はなんか泣けちゃったよ( ;∀;)

善と悪と2極化できないシャマランなりのヒーロー映画に対するアプローチといった感じでアメコミ映画好きも楽しめる…ハズ


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