【ネタバレあり】チャンネルはそのまま! 全5話 感想&解説

【総監督】:本広克行
【監督】:藤村忠寿/山本透/佐々木敦規/木村好克
【原作】:山本透
【配信】:2019年3月
【時間】:50分
【話数】:5話
【出演】:芳根京子/宮下かな子/飯島寛騎/大内厚雄/明逸人/石田剛太/酒井善史/塚本奈緒美/武田晋/実川貴美子/藤尾仁志/谷口郁美/長田拓郎/氏次啓/斎藤歩/島太星/黒沢光春/瀧原光/永野宗典/角田貴志/本多力/藤村忠寿/諏訪雅/西村直子/廣瀬詩映莉/山田マサル/小野優/土佐和成/大鷹明良/江田由紀浩/角田晃広/飯塚悟志/豊本明長/嬉野雅道/鈴井貴之/逸見廣大/田中温子/村上亜希子/安田顕/河野真也/森崎博之 /小島達子/根岸季衣/大泉洋/音尾琢真 /納谷真大/戸次重幸 /泉谷しげる/酒井敏也/東李苑/吉本菜穂子/中川晴樹





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北海道にはHTBというテレビ局がある。ローカル局でありながら今や超人気番組となった「水曜どうでしょう」「ハナタレナックス」「おにぎりあたためますか?」などほぼオフィスキュー絡みだけど自社制作番組が多い印象だ。そんなHTBが開局50周年を記念してドラマを製作した。『動物のお医者さん』などで有名な佐々木倫子原作の『チャンネルはそのまま』をHTBの旧社屋を使って撮影された。という事でNetflixで先行配信されたので見てみたよ(=゚ω゚)ノ

今作は総監督が本広克行監督なだけあってすっごい『踊る大捜査線』っぽい。いつまでも学園祭の準備をしてる感じ?で豪華なキャストがテレビ局の至るところで右往左往している感じは見ていて楽しかったです

そして物語は雪丸花子(芳根京子)と山根一(飯島寛騎)を中心にテレビ局のあれやこれやを描いていくのだがこれがバランスがちょうどよかった。雪丸だけをフィーチャーするのではなく他のキャラにもそれなりの見せ場があってこれを全5話で描いたのはドラマとしてはちょうどいい構成だと思いました


Netflixより引用







しかし今作では漫画の実写化という事で漫画の中で使われた(恐らく、原作未読)心の中のツッコミを文字でそのまま表現していたのはあんまりいいとは思えなかった。というのも最近『スパイダーバース』でコミックの再現の最高峰を見てしまったのでただ文字を置くだけじゃ工夫がなさすぎると思っちゃったんだよね(;´・ω・)

そして色々と語ってきたけど何よりぶっちゃけ全く合わなかった点がある。それは雪丸のキャラクター。「おバカ枠」で採用されたというバカキャラなのは理解できるんだけどその設定がそもそも好きじゃない。朝ドラなんかでもよくあるバカというキャラはバランスが大事だと思うのよ。バカだけど純粋で一生懸命だから許してしまうってのがちょうどいいバランスだがこの雪丸はバカでマイペースで悪い事をしてもそれを自分のせいだと思わないキャラに見えるのでそりゃあ好感度は低いよ。今作でもテレビ局の社員なのにも関わらず生中継のカメラの前に出て数秒立ってようやく気付くというシーンがあってコメディなら許されるのかもしれないけど正直「サイコかな(;´・ω・)」と萎えてしまった。芳根京子の演技も申し訳ないけどわざとらしさを感じてしまって。この手のキャラは今の時代にそぐわないんじゃないかと思います


Netflixより引用






しかし最終話である5話のラスト。大泉洋大先生が演じる「スプラウトまいんど」の蒲原正義が感情を吐露する素晴らしい熱演シーンがある。このシーンは本当に凄かった(圧倒的語彙力)大泉洋大先生の演技の中でもベストアクトとも言ってもいいぐらい‼見ているこっちまでも感情を揺さぶられるような演技で大泉洋大先生のファンならこのシーンだけでも見る価値はあると思います

色々と褒めたり貶したりもしたけど結論を言えばいい所もあるし悪い所もあるという印象(;´・ω・)普通のドラマとしてのクオリティを求めたらアレな部分があるんだけどローカル局がこれだけの豪華キャストを集めてドラマを作れたのは奇跡のようなもんだと思う。全編北海道で撮影されただけあってロケ地が本当に札幌のその辺で見た事あるような所ばかりなので北海道の方には勿論オススメですよ


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