バスターのバラード 感想

【原題】:The Ballad of Buster Scruggs
【監督】:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
【公開】:2018年
【時間】:2時間12分
【出演】:ティム・ブレイク・ネルソン(上田燿司)/ハリー・メリング(木村良平)/ゾーイ・カザン(清水理沙)/ビル・ヘック(鶴岡聡)/リーアム・ニーソン/ジェームズ・フランコ/デヴィッド・クラムホルツ/クランシー・ブラウン/ブレンダン・グリーソン/スティーヴン・ルート/トム・ウェイツ/ラルフ・イネソン/タイン・デイリー/ソウル・ルビネック





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80点


あの「ファーゴ」や「ノーカントリー」で有名なコーエン兄弟がネットフリックスで西部劇のオムニバスを作った。オムニバスの感想を流れで書くのは難しいので一個一個書いていくよ

【1本目】
最初はタイトル通りバスターのバラード。バスターが陽気に歌いながら観客に話しかけ西部の町を練り歩く、西部劇版「デッドプール」みたいなもんですね。決闘で軽快に鮮やかに敵を撃ち殺し、そこから終わりまでの緩急の付け方は流石コーエン兄弟。映画の掴みとしてはなかなか良き

【2本目】
ジェームズ・フランコ演じる銀行強盗が死にそうで死ねない奇妙な出来事が連なる。極限状態で辛うじて生き残るなんて「127時間」を思い出すね。この作品も生から死への緩急が素晴らしい。このオムニバスの中で一番好きでした

【3本目】
リーアムニーソンが五体不満足の男を見世物にしながら各地を放浪するお話。今までと違って若干シリアス気味。見世物ショーとして何を話していたかは忘れたけど終わりが残酷。実際には見せないけど非道な終わりはバラエティ豊かでいいオムニバスだ


©Netflix






【4本目】
ジジィが金塊を探す為に穴を掘る話。もうなんとくなく最初から想像はつくんだけど、しかし全然予想できないオチでした。ジジィのサバイバルライフもなんだか楽しそうで意外と面白かったです

【5本目】
ゾーイ・カザン演じる少女が大所帯の旅に出る中でなんやかんやある話。最初は少女の兄が死んだりなんとなく結婚したり話の方向性がわからなかったけど、後半でとある団体がでてきた所から話が一変。なんとなくわかっていたけどやっぱり度肝を抜かれるコーエン兄弟の演出。ブラックユーモアだなぁ

【6本目】
基本的には馬車の中での会話劇。今までの作品の中でいっちゃん地味。会話の内容もよくわからんかったが今までの作品と同様「生と死」についてのお話なんだろうね。

【総括】
やっぱりコーエン兄弟の作品は面白いね。サスペンスと見せかけてコメディとか逆もしかりで話の方向性は見えないのに演出で魅せてくれる。どの話もそれぞれ違う味わいがあるし最後まで飽きずに見られました。レッドデッドリデンプション2で西部劇に興味がある人には見やすい西部劇としてオススメですぞ


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コメント

  1. ブログ読ませて頂きました。情報がスッキリかつ丁寧にまとめられていてとても読みやすく、映画に詳しく無い人にも伝わりやすい内容になっていると思います。特に良かったのは【あらすじ】。2時間程の作品をちょっとシニカルな一文で表現していて、それだけで興味をそそられます。笑えます。『ヒットマンズボディガード』に至っては、直訳です(猛爆)
    動画の方も一通り視聴しましたが、長過ぎない尺に、OP/本編/EDときちんと構成されていて ビジュアル系youtuberのキャラクターも登場しwブログ同様丁寧な仕事を感じさせますが、それとは逆にブレないエロへの拘りと、なげやりで雑めなトークに味わいがあり、バランスの良い仕上がりだなと思いました。個人的には、みうらじゅんへのオマージュの様な『クソポスギャラリー』がツボ。くだらない事を大真面目にやるタモリ倶楽部的精神が素晴らしい‼︎ 企画モノの今後の展開も楽しみです。

    テラハ動画の一部の視聴者には、このセンスは解らないのだと思います。ストレス解消の為のdisりにしか見えないコメントには辟易してしまいますが、私同様楽しみにしている視聴者さんもいらっしゃると思いますので、これからも頑張って下さい‼︎

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    1. このブログを開始して1年初めてコメントを貰えました!ありがとうございます!
      まさか「クソポスターギャラリー」を面白がって貰えるとは(;´・ω・)再生回数少ないんで全然つまんなかったのかなぁと思っていましたが再開したいと思います(軽い)
      テラスハウスのコメントはまぁ色々意見があるのは仕方ないですよ。でもそんなに気にしてないんでこれからも頑張っていきたいと思いますのよろしくお願いいたします!!

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