ネオン・デーモン/みんな私に憧れる


【原題】:The Neon Demon
【監督】:ニコラス・ウィンディング・レフン
【脚本】:メアリー・ローズ/ポリー・ステンハム
【公開】:2017年1月13日
【時間】:117分
【出演】:エル・ファニング(潘めぐみ)/カール・グルスマン(バトリ勝悟)/ジェナ・マローン(永木貴依子)/ベラ・ヒースコート(藤田奈央)/アビー・リー(森なな子)/デズモンド・ハリントン(さかき孝輔)/クリスティーナ・ヘンドリックス(岡本麻弥)/ キアヌ・リーブス(楠大典)/アレッサンドロ・ニヴォラ

【あらすじ】
モデルになる為LAに来たら私が才能あり過ぎて皆私に嫉妬してきます

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83点


今までファッション業界を描いた映画は「プラダを着た悪魔」「ズーランダー」ぐらいしか見た事がない。二作だけで決めつけるのはよくないがこう思った

ファッション業界は頭がおかしい

美しさとかいうセンスだけがものを言う業界なんだからそりゃ変な奴ばっかりだわなぁと偏見まみれなんだけど「ネオン・デーモン」も似たようなもんだった

ストーリーは田舎から出てきた少女がモデル業界に揉まれ自身の美に気づき成り上がっていくと思われたが?…というシンプルな話。話自体はシンプルなんだけどそれを撮るのが『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフンなんだからそりゃあもうエキセントリックでね。タイトルにもあるネオンの使い方が煌びやかで全体的に怪しい雰囲気が出ていて良かった。


©2016, Space Rocket, Gaumont, Wild Bunch


今作はおとぎ話っぽくて話の流れを細かく描写しない。なのでジェシー(エル・ファニング)がモデル業に魅せられ覚醒していく様も描写が足りないと思い最初はちょっと違和感があった。でも今作は何度も見て自分なりに解釈していくのが今作の見方な気がする。最低限の描写しかないからこそ観客が自由に解釈して膨らませていく感じ。スルメイカみたいに楽しもう(?)

最後の展開僕は好きだった。他人の才能に嫉妬して吸収したいというド直球な盛り込み方は笑った。目ん玉吐き出すとかもうギャグよね。美しさで一番重要な部分は吸収できなかったんだね(;´・ω・)


©2016, Space Rocket, Gaumont, Wild Bunch


正直もっとカメラマンのパワハラとか業界の裏のエグい部分が見たかったけどそこがリアルで生々しくなると怪しいおとぎ話な雰囲気が出なかったと思うのでこれぐらいのバランスで丁度良かった。

変な映画である事は間違いないけど思ったほど難解ではない映画です
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