アオハライド/メンヘラにはメンヘラで対抗だ


【監督】:三木孝浩
【脚本】:吉田智子
【原作】:咲坂伊緒
【公開】:2014年12月13日
【時間】:122分
【出演】:本田翼/東出昌大/藤本泉/新川優愛/吉沢亮/小柳友/千葉雄大/高畑充希/岡江久美子/ベンガル


【あらすじ】
中学の時に好きだった人がメンヘラを発症してました



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74点
(本田翼補正)



最近テレビで日清のCMを見た。内容は終末戦争の中、高校生がイチャイチャするだけのあまり意味がわからないCMなのだが「君の名は」とか「ゴジラ」とか流行りもんパクりまくったみたいで非常に不快である。が、しかし若い世代には新鮮なのか話題らしい。そんなCMの最後に綾波レイもとい林原めぐみボイスでアオハルかよと投げかける。アオハルというのは青春を訓読みしたもので由来は咲坂伊緒原作の少女漫画「アオハライド」からきているらしい(自信はない)今日はその原作を実写化した映画を見た。

冒頭、遅刻しそうなわけでもなく全力疾走する吉岡双葉(本田翼)いきなりのアオハライドの説明である。ベタだなぁと思いつつも本田翼がかわいい…先に言っちゃうけどホントため息が出るぐらい本田翼が可愛すぎて内容についていけなくてもただただ本田翼の魅力に見惚れるだけの映画だった



©2014映画「アオハライド」製作委員会
©咲坂伊緒/集英社




そして学校では双葉は一人になるのが嫌で女子力を低くしガサツに行動する…のだがどう見ても髪型、メイクバッチリな上に圧倒的顔面力なので女子力がないという事に全然説得力がない。原作がそうなのかもしれんが現場で誰もコレについて疑問に思わなかったのか。頭アオハルかよ(誤用)

そんな女子力の低い双葉と偶然、中学の時好きだった馬渕洸(東出昌大)と出会う。転校生で同じクラスなのに気づくのが遅すぎる。なんか色々と原作を見てる前提で作ってるっぽくて色々と不親切な作りだ。


©2014映画「アオハライド」製作委員会
©咲坂伊緒/集英社





久々に会った洸は母親を亡くしておりメンヘラを発症していた。「orange」ほど酷くはないがなかなかめんどくさい印象。こういう影のある男ってのは本当にモテるのかね?もちろんイケメンが前提だと思うけど

前半は洸と双葉の出会い、交流、他の友人達との親交などアオハル全開って感じで微笑ましく見ていたんですけど後半でどんどん失速。理由は洸のメンヘラ再発、新たなメンヘラ女子成海唯(高畑充希)の登場で物語自体がめんどくさく感じた。二人は中盤でキスをして後は付き合うだけなのに別に心情が変化するわけでもなく原作なのか尺の問題なのかずるずる引き延ばされるだけなのでほぼ結果がわかってるエンディングまでどうでもよくなってしまった


©2014映画「アオハライド」製作委員会
©咲坂伊緒/集英社





後、黒髪ミステリー女村尾修子(新川優愛)が洸の兄で担任の田中陽一(稲葉友)の事が好きだというエピソードがあったけど特に何の展開もなく終わってしまったのはなんだったのか?中途半端にするぐらいならいっそこの設定を無くしてしまえばよかったのに脚本家の頭アオハルかよ(2回目)

色々と勿体ない作品だったと思う。映像、本田翼の魅力と良いトコも沢山あったから原作から抜き出す部分、省く部分をちゃんと考えて作れば素晴らしい本田翼のアイドル映画になったと思うね


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