ファインディング・ドリー/忘れたくないのよ


【原題】:Finding Dory
【監督】:アンドリュー・スタントン/アンガス・マクレーン
【脚本】:アンドリュー・スタントン
【時間】:97分
【公開】:2016年7月16日
【出演】:(エレン・デジェネレス/室井滋)|(アルバート・ブルックス/木梨憲武)|(ヘイデン・ローレンス/菊地慶)|(エド・オニール/上川隆也)|(ケイトリン・オルソン/中村アン)|(タイ・バーレル/多田野曜平)|(ユージン・レヴィ/牛山茂)|(ダイアン・キートン/高島雅羅)|(イドリス・エルバ/玄田哲章)|(ドミニク・ウェスト/チョー)|(ボブ・ピーターソン/赤坂泰彦)|(アンドリュー・スタントン/小山力也)|(ビル・ヘイダー/西村太佑)|(ケイト・マッキンノン/名越志保)|(シガニー・ウィーバー/八代亜紀)


【あらすじ】
両親を探しに旅に出るんだっけ???




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76点



「ファインディング・ニモ」はテレビでなんとなく見た事ある程度でストーリーは一応把握しています。まぁでも前作を知らなくても何の問題もないと思いますが、一番最後のオマケ映像が前作のキャラでしょうがあれだけはよくわかりませんでした

もうしょっぱなから幼い頃のドリーの可愛さにやられこっちまで心配になってしまうドリーの記憶障害、前作ではただのコメディリリーフだと思われたキャラが実はとんでもない不遇なキャラクターでグッと引き込まれましたよ。序盤でドリーが家族の事を思い出しマーリンに「とにかく会いたいのよ…」と言った時のマーリンの表情が昔の自分を想起させるような顔で僕はここが一番感情を揺さぶられましたね


©2016 Disney / Pixar


映像表現も素晴らしく特に水の中と水のない所での魚の質感の違いが凄いキモい!(誉めてます)昔金魚を飼っていた時に金魚を床に落としてしまったらビチビチ飛び跳ねているのを見て心底気持ち悪いと思ってしまった経験があって、そのせいで水の中だとキャラクターとして認識できるのに水から上がると急にナマモノっぽさを感じてしまって微細な表現の違いはキモいけど流石のピクサーです

しかし前半でグッと引き込まれこれはもう名作だな~と思っていたら後半の展開でその気持ちがどんどん崩れてしまい「凡作だな(-。-)y-゜゜゜」と思っちゃったり

八代亜紀は失敗だったんじゃないでしょうか?突然「八代亜紀です。。。(ウィスパーボイス)」が流れ、海洋生物研究所という日本語の看板が現れた時に「日本に来たのΣ(゚Д゚)」と勘違いしてしまいましたよ。ディズニーってよく日本語字幕を劇中にぶち込んだりしますけど世界観がおかしくなるぐらいならいりませんよ

それからタコのハンクが登場した辺りから人間世界に干渉しすぎじゃないでしょうか?ベビーカーに紛れるのも「人間気づかなすぎ( ^ω^)・・・」と思ったし、トラック強奪したりもう大問題じゃん。前に「ペット」でも似たように人間達を巻き込む大問題を引き起こしていましたがピクサーはルール設定はちゃんとしていると思っていたのでガッカリしましたよ


©2016 Disney / Pixar


そして一番乗れなかったのはハンクが水族館へ行く事に反対するドリーに「生き方なんて人(魚)の勝手だろ(-_-;)」とむかついてしまって…海で生きるのが魚の全てみたいな考えがピクサーの流儀の皆で会議、打ち合わせを重ね作品をブラッシュアップしていくやり方を想起したんですよね。そのやり方自体は否定しないしそれのおかげで今のピクサーの位置までこれたんだから別にいいんですけど、マイナスの側面の「皆が同じ方向を向かなければならない」が見えてきてしまって…って考えすぎですかね?

良い部分も沢山あるのに勿体ない映画だったなぁ。まぁ「トイ・ストーリー2」の失敗から名作「トイ・ストーリー3」が生まれたわけだから10年後ぐらいに「ファインディング・マーリン」という名作ができたりするんでないかな?


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