スーパマリオ魔界帝国の女神/そういえば配管工だったねマリオ
【原題】:SUPER MARIO BROS.
【監督】:ロッキー・モートン/アナベル・ヤンケン
【脚本】:エド・ソロモン/パーカー・ベネット/テリー・ランテ
【時間】:105分
【出演】:ボブ・ホスキンス(富田耕生)/ジョン・レグイザモ(辻谷耕史)/デニス・ホッパー(穂積隆信)/サマンサ・マシス(日高のり子)
【あらすじ】
クッパにさらわれた姫を救いにマリオとルイージが大冒険!
ポイント:子供向けでも一切手を抜かないデニス・ホッパーの怪演が素敵
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77点
リアルとファンタジーのバランスが最悪
今でこそゲームの実写化といえば「バイオハザード」「トゥームレイダー」「アサシンクリード」など珍しくないですがこの作品はゲームの実写化では史上初らしく、まだ開発されてないジャンルで試行錯誤して作った結果、リアルとファンタジーのバランスがカオスになってしまったんじゃないかなぁと思いました。
©1993 allied filmmakers
©1993 nintendo
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ストーリーだけなら非常にシンプルな冒険活劇になってるんです。でもそこにぶち込んできた肉付けがなかなかのカオスになっていまして、まず恐竜が進化した異世界なのは100歩譲ってもいいとしてなぜそこがサイバーパンク調なんですかね?
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原作をリアルに寄せている部分がことごとくノイズなんですよね。見終わった後に知ったのですがナチ風の軍服を身にまとった頭の小さい爬虫類達がクリボーだったんですね。クリボーってキノコじゃなかったのか( ;´Д`)
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原作ではマリオを大きくしてくれるキノコ(意味深)も原作一切無視したリアル菌でグロテスク( ゚Д゚)まぁでもこの辺は80年代や90年代にはよくありましたねぇ
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突っ込みどころは満載なんですけどつまらないかと言われたらそんな事はないんですよ。サイバーパンク調の街もクリボーもキノコも見ている間は楽しい。でも見終わって冷静になるとマリオじゃないよなぁ?と後を引くんです。
ファンタジーとリアルの融合だと「魔法にかけられて」という傑作ディズニー映画があるのですが「魔法にかけられて」は2次元の部分は2次元で描き2次元のキャラが3次元に飛ばされてきたらその違和感込みでメタフィクションネタにしちゃうんです。それがもう楽しくてね( ;∀;)
まぁ90年代の映画にそんな事を求めてもしょうがないのですが、とにかくこの映画は退屈しません。若き日のジョン・レグイザモや後に出演した事を後悔してるマリオ役のボブ・ホスキンスの恐らく嫌々やってる演技、なんかエロいポリーン(ダナ・カミンスキー)など見所は沢山あるのでオススメです。おわり
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