【ネタバレあり】TAG タグ/30年間鬼ごっこをし続けた中年達の青春はまだまだ走り続ける【あらすじ&感想】

【原題】:Tag
【監督】:ジェフ・トムシック
【脚本】:ロブ・マッキトリック/マーク・スタンラン
【原作】:マーク・スタンラン
【公開】:2018年6月15日(アメリカ)
【時間】:105分
【出演】:エド・ヘルムズ/ジェレミー・レナー/ジョン・ハム/ジェイク・ジョンソン/ハンニバル・ブレス/アナベル・ウォーリス/アイラ・フィッシャー/ラシダ・ジョーンズ/レスリー・ビブ/ブライアン・デネヒー /セバスチャン・マニスカルコ/リル・レル・ハウリー/トーマス・メレディス/スティーヴ・バーグ

【あらすじ】
9歳の頃から鬼ごっこをし続けてますが、今年こそは30年間無敗のジェリーを鬼にさせたい



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75点




最近、実家に寄ったので久々に近くを散歩していたら子供の頃によく遊んでいた公園には遊具と呼べるモノが何一つなかった。昔はブランコ、ジャングルジム、鉄棒などがあったのにベンチと砂場しかないこの公園何が楽しいんだ(;´・ω・)状態だった。非常に切なくなったと同時に童心に返って遊んでみたいとも思った。そんなこんなで今日は童心に返るどころか童心の心を持ち続けた中年たちの映画『TAG タグ』を見たよ(=゚ω゚)ノ

映画が始まって「実話に着想を得た物語」と書かれる
。どこまでが本当かはわからんが実際にあった物語らしい。小学校の頃からの仲良し5人組が毎年5月だけ鬼ごっこをする。その鬼ごっこはタッチ返しはできない以外はほぼなんでもあり、奥さんが出産している横で感激している隙にタッチしたり、葬式で慰めるついでに「お前が鬼な」とタッチしたりとどんな状況だろうとお構いなしにタッチする。

しかしこの30年間一度捕まっていない男がいる。ジェリー(ジェレミー・レナー)はどんな状況でも的確というか無茶苦茶な方法で抜け出そうとする。窓ガラス破壊したり、テレビぶん投げて来たりと完全に異常者。ジェリーが追い込まれると頭の中で冷静に分析するシーンはガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』のアクションシーンみたいで下手なアクションシーンより迫力があります(;´Д`)


Netflixより引用






そんなジェリーを捕まえようと躍起になる中年4人の本気の追い込みは見ていて滑稽になるぐらい面白し、ジェリーの逃げ方も本格的すぎてドン引きするぐらい面白いと思った、、、

が、後半でちょっとトーンダウン。前半で面白いと思ったジェリーの逃げ方が度を超えすぎて、「お前もうちょっと加減しろよ(;´Д`)」と言いたくなるぐらい悪役レベルなのはちょっとげんなり。子供の頃にいたなぁこっからここまでが範囲って言ってるのにそこ超えて逃げる奴。嫌いだったなぁ(;´・ω・)

しかしまぁ最後の最後でなんか全部許しちゃう感じだった。まぁ微妙によくあるお涙頂戴要素があるのはマイナスだけど

最後エンドロールに本当にこれをやっていた人の映像が流れて、この映像では捕まった瞬間、皆笑顔になるんですよね。なんともいえない多幸感で、序盤にも葬式でタッチしてくるシーンもそうですけどなんか気が楽になる感じがあるんですよね。大人になるとわざわざ理由をつけなきゃ会わない人が沢山いますがこのゲームがある事でずっと付き合える関係でいられるのは素敵な事ですよね。窓ガラス破壊するのはやりすぎですが(。-`ω-)

大の大人が童心に返ってキャッキャッするのはエドガー・ライトの『ワールズ・エンド』っぽいですね。乗れない点がいくつかありますがなかなか楽しいコメディでした


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