【ネタバレあり】ディザスター・アーティスト あらすじ&感想/クソ映画だからってつまらないワケじゃない

【原題】:The Disaster Artist
【監督】:ジェームズ・フランコ
【脚本】:スコット・ノイスタッター
【公開】:2017年12月1日(アメリカ)
【時間】:98分
【出演】:ジェームズ・フランコ/デイヴ・フランコ/セス・ローゲン/ジョシュ・ハッチャーソン/ザック・エフロン/アリ・グレイナー/ジャッキー・ウィーヴァー/ハンニバル・ブレス/アンドリュー・サンティノ/ジューン・ダイアン・ラファエル/ネイサン・フィールダー/アリソン・ブリー/シャロン・ストーン/メラニー・グリフィス/ポール・シェアー/ジェイソン・マンツォーカス/メーガン・ムラーリー/クリストファー・ミンツ=プラッセ

【あらすじ】
経歴不詳、年齢不詳、でも沢山お金を持っている謎の男とわけわかんない映画を作ります


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88点


映画を見て面白いか面白くないかを判断する。当たり前なんだけど普通はそうやって判断する。でも見るからに酷い出来なモノを見るとつまらないんじゃなく逆に面白いという風に感じてしまう時がある。そういう映画はネタになるのである意味嬉しいんだけどそうやって楽しむ見方っていいのかなぁ?と思ったり思わなかったり。。。

1998年、俳優になる為にグレッグ(デイヴ・フランコ)は演劇学校に通っていたがそこに明らかに変な人トミー(ジェームズ・フランコ)と出会う。彼は演劇のレッスンで台本無視して突飛な演技をしてみたり、ファミレスで大声を出して演技してみたりと確実にヤバい奴(;´・ω・)いるよねこういう雰囲気だけはあるけど何も考えてない人って。そんなトミーに何故か惹かれてしまいトミーから「今からLAに行って俳優になるぞ」と誘われ母親に不信がられながらもLAに飛ぶ。

そこでグレッグは事務所が決まったり、彼女ができたりと順調に生活できたがトミーは全くうまくいかない。オーディションで演技をしてみせるがなまりは抜けないし、なんでかオネェみたいな演技をしたりどう考えても役者の才能ゼロ。ここでのジェームズ・フランコの急なオネェ演技は爆笑する事間違いなし(;´Д`)

うまくいかないトミーを慰めようとグレッグは冗談交じりで言った「映画を作れたらな」を鵜呑みにして『The Room』を書きあげるトミー。それを映画化する為に一流のスタッフを集めたり、機材を借りるのではなく丸ごと買ったりとどこから金が出ているのかはわからんがやりたい放題。

1流のスタッフを集めて撮影を開始した所で舵を取るのはド素人のトミーなので現場は全然うまくいかない。しかも主演はトミー自身なので何度繰り返しやってもセリフが覚えられず、スタッフの方が覚えてしまったぐらい何度もテイクを重ねる。一応セリフは言えたが音声読み上げソフトかってぐらいの棒読み。それでも成功はしたので撮影は続いていく。。。


Netflixより引用






とまぁ撮影の裏側のシーンはほぼ全てギャグと言っていいぐらい面白い。トミーが濡れ場に挑戦したシーンでは「俺が脱がなきゃ映画は売れない」とほざいたり「皆に見て欲しい。特にグレッグに」と言ったり、女性のヘソの上あたりでピストンしたりと下手なコメディ映画よりも抱腹絶倒だ。でもこれって笑いの真理だよね。本人は真面目なのに傍から見れば面白可笑しいという事が

こんな感じでやりたい放題なのでトミーの元から人は去っていき、グレッグまでもいなくなる。ここらでちょっと可哀想に思えてくる。『エド・ウッド』と似たような話だけどどちらも情熱はあるのに才能がないというのは本当に見ているこっちまで悲しくなってくる。

しかしそれでもトミーは諦めなかった。そのおかげで映画は思っていたような成功じゃないだろうけど変な形で成功し、その上こんな映画まで作られるようになったんだから良かったんだろう

元となった『The Room』も見てみたくなったが『The Room』は日本で見れる媒体がないそうで残念。しかしこの映画だけでも十分楽しめる作品だし最後はちょっと泣ける?(僕だけかも)かもしれないのでオススメですぞ


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