【ネタバレあり】三大怪獣 地球最大の決戦/世界の破滅を危惧していたのは女性だけだった・・・【あらすじ&感想】

【英題】:Ghidorah, the Three-Headed Monster
【監督】:本多猪四郎(本編)/円谷英二(特撮)
【脚本】:関沢新一
【公開】:1964年12月20日
【時間】:93分
【出演】:夏木陽介/星由里子/若林映子/小泉博/ザ・ピーナッツ/伊藤久哉/沢村いき雄/佐原健二/平田昭彦志村喬

【あらすじ】
金星人を名乗る女が地球を破壊するキングギドラが復活するとか言ってきます




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73点



『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(略称KOM)』が5月31日に公開される。僕のゴジラ知識といえば初めて見たのが『ゴジラ  FINAL WARS』であれを最初に見るのが間違っていたのかもしれないが北村龍平監督の演出がチープに感じ、ただゴジラを連れまわして怪獣と戦わせる小学生が考えたような作戦、人間対怪獣の厨二臭いシーンなどで正直いい印象はなかった。それから『ゴジラ対ビオランテ』『ゴジラ(1954)』などをちょろっと見てなんとなくゴジラというものが「核」のメタファーであったり、ヒーローとしての側面があったりと色んな変遷たどってきたんだなぁというぐらいの理解ができた程度です(;´・ω・)

一応『GODZILLA ゴジラ」は見ていてその続編であるKOMも見ようとは思ってはいるのですが今回はなんでも『三大怪獣 地球最大の決戦』を元ネタにしているらしいので一応見てみました

物語は地球に異常気象が起こり巨大な隕石が落下、そんな時にセルジナ公国のサルノ王女が来日するが飛行機が爆破され死んだと思われたが記憶を失われたのか王女は金星人を名乗り街中で地球の危機を訴えるが誰も信じない。唯一彼女の言葉を信じたのは小美人とラジオ番組の記者・進藤直子だけだった。そして彼女の予言通りラドンとゴジラが出現する。更には金星を滅ぼしたとされるキングギドラが隕石から誕生してしまう。このキングギドラを倒す為に小美人はモスラを呼び出し、モスラは地球の為協力する事を呼びかける。しかしゴジラとラドンはモスラを拒絶するが、キングギドラに単身戦いを挑むモスラの姿に心を動かされ、加勢する。こうして三大怪獣とキングギドラの戦いが始まる。。。

まず思ったのはこの若林映子演じるセルジナ公国のサルノ王女がの存在が女性軽視の雰囲気があるんですよね。街中で危機を訴えても「ストリップしろよ」とか女性だから舐められてる感じがある。そんな彼女の言葉を信じるのが星由里子演じる進藤直子とザ・ピーナッツ演じる小美人だけというのも意外とフェミニズム要素もあって、ここだけでしかないので特に深く描いてるワケじゃないんでしょうけど(。-`ω-)

そして特撮シーンもある意味楽しかったです。ミニチュアの街を破壊するシーンはよくできた破壊描写なんですけど怪獣同士の話し合いというか小競り合いがもう完全にギャグ(;´Д`)ゴジラとラドンの対決なんてゴジラの砂かけ攻撃とかもう子供のケンカ(笑)その後の三大怪獣の話し合いもコントに見えました。モスラが一匹で特攻をしかけると2大怪獣の心が動かされる感じとかゴジラと協力して坂を上るモスラとか怪獣たちの動きがいちいち可愛くて面白かったです

てかやっぱキングギドラってかっこいいですよねぇ( ゚Д゚)ハァ。あの造形は厨二心をくすぐりますよ。鳴き声も人工的な感じでいいんですよねぇ。先に『GODZILLA 星を喰う者』を見ていたのでゴジラのライバル的存在だと思っていたのですが最初の登場から随分と優遇されてるんですね。むしろ逆にセット売りにされてしまったゴジラが不憫に思える

今作では3大怪獣が結束して戦ってましたがハリウッド版ではどうなるのかな?4対でバトルロイヤル方式で戦う方が僕は好みなのでそっちでお願いしたい

特撮シーンも笑えたし、人間同士のアクションなどエンタメとして結構面白かったです。


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