【ネタバレあり】シンクロナイズドモンスター/大人になりきれない私は怪獣を作りだしたの【あらすじ&感想】

【原題】:Colossal
【監督】:ナチョ・ビガロンド
【公開】:2017年11月3日
【時間】:110分
【出演】:アン・ハサウェイ(甲斐田裕子)/ジェイソン・サダイキス(堀内賢雄)/ダン・スティーヴンス(北田理道)/オースティン・ストウェル(吉田健司)/ティム・ブレイク・ネルソン(長谷川敦央)


【あらすじ】
無職で彼氏にフラれ地元に帰って酒飲んでフラフラしてたら私は韓国で怪獣になっていた




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73点


『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開されるという事で特撮熱、怪獣熱を高める為に前々から気になっていた『シンクロナイズドモンスター』を視聴。

物語は都会に住むダメ女・グロリア(アン・ハサウェイ)が彼氏のティム(ダン・スティーヴンスに愛想をつかされ地元に帰ってくる。そこで幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)と出会い彼の親切心で彼のBARで働く事に。一応働いてはいるものの酒を飲む事は止められず仕事終わりに記憶がなくなるまで飲んでしまうとある日、韓国のソウルが怪獣に襲われた事をニュースで知る。グロリアはかすかな記憶を思い返すと朝8時に公園に入る事で怪獣とシンクロすることに気づく。。。

これ思った以上に特撮でもないしコメディじゃなかったね(。-`ω-)

特撮に関しては最初からわかっていましたがそんなにコメディっぽくないんですよね。まぁそりゃあ怪獣が出て韓国では大量殺戮が行われてるワケですからあんまり笑えないのはそりゃそうよね(;´Д`)

グロリアの境遇もなかなか痛々しく酒飲んでバカやったり彼氏にクソみたいな言い訳したりと面白いけどやっぱり痛々しい。アン・ハサウェイがダメダメでカワイイと思えるけどごめんなさい。やっぱ痛々しかったです

そしてなんといってもオスカーの存在が正直言って惜しい!彼は最初いい人な雰囲気を醸し出していたが自身も巨大ロボにシンクロできる事を知ると一変してモラハラおじさんに進化。「お前がいなくなると俺は韓国を潰しにいくぜ」と脅し仕事を押し付け、精神的に追い込んでいく様はサスペンスコメディっぽくて僕は好きでした。特にBARで元カレのティムを連れていくと静かにキレた感じで店の中で花火をぶっ放すシーンはサイコパス感がなかなか面白かった

しかし彼の持つ「自分が何者でもないコンプレックス」があんまり設定として活かされてないのがもったいない。最初は単純にグロリアを女としてモノにしたいから仕事を紹介したり家具を提供しているかと思いきや実は彼女の才能に嫉妬していたというグロリアのある意味もしかしたらこうなっていた鏡的存在だと思うのですがイマイチ対比になってないかなぁと。

最後の展開も超理論過ぎて納得ができず、その後のぶん投げエンド(物理)も見た瞬間は笑えたけどやっぱりイマイチだったかな?

ところどころで見ると面白いシーンはあるのですが着地に失敗してしまった。そんな印象の映画でした


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