【ネタバレあり】2300年未来への旅/快楽に満ち溢れた理想郷は理想郷なんかじゃなかった・・・【あらすじ&感想】

【原題】:Logan's Run
【監督】:マイケル・アンダーソン
【脚本】:デヴィッド・ゼラッグ・グッドマン
【原作】:ウィリアム・F・ノーラン/ジョージ・クレイトン・ジョンソン『2300年 未来の旅 ローガンの逃亡』
【公開】:1977年4月16日
【時間】:119分
【出演】:マイケル・ヨーク/リチャード・ジョーダン
/ジェニー・アガター/ロスコー・リー・ブラウン/ファラ・フォーセット=メジャース/マイケル・アンダーソン・Jr/ピーター・ユスティノフ/ランドルフ・ロバーツ

【あらすじ】
理想郷では30歳になると「新生」して再生されるのですが本当に「新生」されるのでしょうか?



スポンサーリンク



73点




最近ディストピア映画にハマっています。高橋ヨシキさんの「シネマストリップ」という本を読んだ影響もありますが久々に『wall・e』を見て陰鬱な世界に浸りたい欲求がでちゃったのです(危険思想)だもんで初めて『2300年 未来の旅』を見ました

物語は2274年では戦争、環境破壊などで地球は荒廃し人間は巨大なドームの中で暮らしていた。そこではほぼ働かなくていいので人類ほぼニート(サンドマンと呼ばれる警察みたいなもんはいる)。そしてここでは30歳を迎えると「再生の儀式」を受け転生される。しかし中にはこれを受け入れず脱走して聖域を目指そうとする者もいるので主人公のローガン(マイケル・ヨーク)はコンピューターに命じられ脱走者のフリをして聖域を目指す。。。

僕なんかは「現世で徳を積めば来世で幸せになれる」という言葉が嫌いなので再生の儀式の時点で「こんなんどう考えても処刑やん(;´・ω・)」と思っちゃいましたがこの世界の人はなかなか受け入れられないんでしょうな。親友のフランシス(リチャード・ジョーダン)も世界の真実を知ったのにも関わらず最後の最後まで受け入れらなかったし生まれついた価値観を覆すのは尋常じゃなく難しいんだなぁ

そしてこの作品はまぁよくある未来世界像を描いていて『ドラえもん』に出てくるような未来世界の元祖みたいなもんじゃないでしょうか?

まぁチープですけど(。-`ω-)

だってドームがミニチュアなのは置いておいても建物の内部がその辺のショッピングモール感丸出し(笑)。これはこれで味わいがありますが今見るとなかなかの安っぽさ。

しかしいい所もあります。再生の儀式で空中浮遊する人々はワイヤーで吊られているようには見えずちゃんと浮遊しているように見えて今の時代にも通用する表現だと思います。

後、セックスの相手を機械で選んだお互い気に入れば即合体!となるのは面白かったです。出会い系みたい笑)

ストーリーはまぁ『猿の惑星』的でバッドエンドかと思ったんんですが意外とそうでもなかったのはなんというか逆に新鮮に感じました

この作品を見て思うのは「既にあるシステムが絶対だとは限らない」ですかね。昔からあるとしてもそれが本当に正しいのか疑うべき。そんな映画でした


スポンサーリンク


コメント

人気の投稿