【ネタバレあり】ブラック・クランズマン/中身で戦え【あらすじ&感想】

【原題】::BlacKkKlansman
【監督】:スパイク・リー
【脚本】:スパイク・リー/デヴィッド・ラビノウィッツ/ケヴィン・ウィルモット/チャーリー・ワクテル
【原作】:ロン・ストールワース『BlacKKlansman』
【公開】:2019年3月22日
【時間】:128分
【出演】:ジョン・デヴィッド・ワシントン/アダム・ドライバー/ローラ・ハリアー/トファー・グレイス/コーリー・ホーキンズ/ヤスペル・ペーコネン/ポール・ウォルター・ハウザー/ライアン・エッゴールド/アシュリー・アトキンソン/ロバート・ジョン・バーク/アレック・ボールドウィン/ハリー・ベラフォンテ/マムズ・ダ・スキーマー/ダマリス・ルイス

【あらすじ】
黒人だけどKKK(白人至上主義団体)に潜入します




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75点


スパイク・リーの映画は『マルコムX』しか見た事ない。でもなぜか『ドゥ・ザ・ライト・シング』のサントラは持っている(Fight the powerは名曲よね)という謎な僕ですが今作は70年代を舞台にした映画というだけで凄い楽しみだったので見に行きましたぞ(=゚ω゚)ノ

なんていうか思っていた感じではなかったですね(。-`ω-)予告じゃコメディ感バリバリでしたが全体的にサスペン的なお話の中にユーモアやブラックジョークを散りばめた雰囲気でした。

単純なストーリーじゃないんですよね。だからぶっちゃけ感想も書きづらい(笑)実際にKKKに潜入してももう既に過激な時代は終わっているのでそんなにひどい団体にも思えなくて(;´・ω・)いや勿論最低な団体なのはわかるんだけど表面上はただの黒人に対する怒りをガス抜きしている連中にしか見えない(最後の展開以外は)KKKの支部長であるウォルター(ライアン・エッゴールド)なんて人が好さそうで拍子抜けしちゃう雰囲気。でもこの感じこそが現代にも通じる悪って感じがするかもね。一見穏やかで過激な事は一切しないんだけどでも確実に憎悪を抱いているという悪はどこにでも潜んでそうだし


YouTubeより引用






前半は楽しいです。ローラ・ハリアー演じるブラックパンサー党の幹部パトリスもファッションも可愛いし、アダム・ドライバー演じる同僚刑事フリップも飄々としつつも段々と自身の生い立ちに向き合って戦うロン(ジョン・デヴィッド・ワシントンとのバディ感も良き。最初は結構楽しい雰囲気だったのが段々とシリアスな雰囲気になっていって。

KKKの入会儀式と並行して黒人学生達の集会が描かれる。ハリー・ベラフォンテ演じる老人が語るお話が実際にあった事(ジェシー・ワシントンリンチ事件と聞いて驚いたがぶっちゃけ眠くなってしまった。その後のKKKが國民の創生』の応援上映をしているシーンは見ているこっちまで居心地が悪くなるような最悪な応援上映だったし、その後のエンタメ的大成敗シーンも緊張感はありましたがやはり中盤眠くなっちゃったからなぁ(;´Д`)

最後の最後で現実の黒人問題を取り上げた映像が流れましたがここは見ている間は感心しましたよ?デービッド・デュークが実際に存在していた事(デービッド・デュークのYouTubeチャンネルまであるよ)も驚いたし、今でもこの問題が続いている事を実感させられる。しかしなんだかモヤモヤするというかスパイク・リー的にはそのモヤモヤさせて疑問を持たせる事が狙いなのでいいのかもしれませんがいやぁモヤモヤするぜ(。-`ω-)

僕自身は日本に住んでいて身体的特徴とか性格でイジられる事はあっても出自で差別された経験はない。だからこそあまり実感が感じられないのかもしれない。でもこういった差別問題は日本でも確実に存在しているし他人事ではない。しかしあまりにも不勉強だったかなぁと反省しちゃうね。もっと歴史を知らなきゃいけないなぁと月並みな感想になっちゃいましたがそう思いましたね


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