夜明け告げるルーのうた/人魚は皆やさしすぎる

【監督】:湯浅政明
【脚本】:吉田玲子
【公開】:2017年5月19日
【時間】:107分
【出演】:谷花音/下田翔大/寿美菜子/斉藤壮馬/鈴村健一/柄本明/菅生隆之/チョー/佐々木睦/川島得愛/ 伊藤静/堀井真吾/大悟(千鳥)/ノブ(千鳥)/青山穣/関貴昭/篠原信一

【あらすじ】
歌が大好きな人魚と出会いました。それを町の人に知られ町おこしに利用されそうです




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62点



湯浅政明監督の魅力と言えば二つある(唐突に偉そう)一つは普遍的な物語なのに圧倒的サイケデリックな世界に変えてしまう演出。もう一つは最初から最後までイカれてるサイケデリックな演出。要はもうドラッギーでサイケデリックな演出が全てと言っちゃえば終わりなんだけど(;´Д`)今作は田舎の若者の閉そく感を描いた普遍的な部分と人魚や魚との交流を描いた不思議な部分のいいとこどりをした結果。中途半端になってしまった印象

まぁもう何百回も言われてるであろうがどうしても崖の上のポニョを思い出してしまう。話自体には全然違うのにドラッギー的な作画シーンが出てくるとポニョの作画の方がぬるぬる動いて気持ち悪かったなぁ、と。どうしても比較してしまう(;´・ω・)


©2017ルー製作委員会



他にも東京に出る事を目標にした女の子・遊歩(寿美菜子)が出てくるが東京に憧れるのがテーマ的に古く感じる。田舎の閉そく感を演出するなら最もなテーマ性ではあると思うけど、だったら都会に出ていったが出戻りをして働く伊佐木先輩(伊藤静)をもう少しピックアップしてよかったと思う

最後の人魚たちに救われるシーンも正直だるく感じた。なんというかとてつもない善意の押し売りを感じてしまった。人魚たちを無垢で純粋なキャラにしすぎじゃないかな?嫌われまくったのにガンガン助けにくるのは違和感ある。迫害されるシーンは「デビルマン crybaby」っぽいなぁと思った

湯浅政明監督は一から自由に作るよりはなにか基本的な枠があったほうが面白いと思う。そういう意味では「デビルマン crybaby」では思った通りイカれた湯浅政明が見えて良かった

作画的にはドラッギー的で面白いと思いますがあまりテーマや物語の部分で良いと思える部分はあまりなかったです


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