シエラ・バージェスはルーザー/負け犬だって恋をしたい

【原題】:Sierra Burgess Is a Loser
監督】:イアン・サミュエルズ
【脚本】:リンジー・ベーア
【公開】:2018年9月7日
【時間】:105分
【出演】:シャノン・パーサー(織部ゆかり)/ノア・センティネオ(小野賢章)/RJ・サイラー(勝杏里)/クリスティン・フローセス(嶋村侑)/ウィル・ペルツ(矢野正明)


【あらすじ】
何故か見知らぬイケメンから携帯にメッセージが届きました


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77点


シエラ・バージェスはルーザー。まずなんといっても主演のシャノン・パーサーに驚いた。彼女はガタイが凄くいい。むっちりとか太ってるとかじゃなく骨格がすごいガッシリしている。

そんな見た目的には美人とは言えない女の子の恋愛映画というのは最近多いよね。美男美女の憧れの恋愛模様より、共感しやすい恋愛の方がウケているんでしょうか?

今作は学校では負け犬だったシエラ(シャノン・パーサー)の携帯に見知らぬ人からメッセージが届く。それはチアリーダーのヴェロニカ(クリスティン・フローセス)が他校のイケメン・ジェイミー(ノア・センティネオ )から連絡先を聞かれ、いたずらでシエラの連絡先を教えたからであった。それを知りながらもジェイミーに惹かれていくシエラはヴェロニカのフリをしながらやり取りをしていく。しかしジェイミーと近づくにつれ、不安に思ったシエラはヴェロニカに勉強を教える事と引き換えに協力してもらい成りすましてやり取りを続けていくが。。。といったお話


©Netflix






今作はまず演出がベタというかわかりやすいんですよね。冒頭で親の見た目や仕事で完璧なのがシエラにとってはプレッシャーなんだろうなぁと察せれたり、ヴェロニカの家で母親と双子?の妹がうるさくて太っているのはヴェロニカにとってはコンプレックスで努力して今のチアリーダーの地位を手に入れたんじゃないのか?と思ったり。まぁシエラがカメを飼ってるのはわざとらしさを感じましたが(;´Д`)

後、僕は最初嫌な奴だと思っていたら実は色々問題を抱えて実はいい部分もあるという描写に弱い!

えぇ単純なんですよ( ^ω^)・・・

だからヴェロニカが最初の悪描写から普通にいい奴になっていく描写に違和感を覚えつつも好きになっちゃいましたよ。シエラとヴェロニカの友情パートはずっと見ていたいくらい微笑ましかったよ

なんで後半の展開はドン引きでしたね。勿論それが狙いなんでしょうがちょっと度が過ぎるというか。ガチでクズじゃねぇか(;´・ω・)なんて見ている間は思っちゃいましたよ


©Netflix






そして問題はここから。それまではもうホントに楽しんで見ていたのですがどうしても恋愛的な部分が成功してしまうのに乗れなかったんですよ。なんていうかオタク友達と「リア充なんてウザいよな」「人前でイチャイチャとかバカみたいだよな!」なんて言っていたのにオタク友達に彼女ができた瞬間、バカにしていたリア充みたいに人前でイチャついているのを見ちゃったような気持ち?「あぁお前もただ憧れていただけなんだな」みたいな(わかりにくい例え)

恋愛まで成功しちゃうとなんだか普通のシンデレラストーリーになってあんまり心に残らないんですよ。恋愛はうまくいかなかったけど二人の友情は残った。そういうエンディングだったら僕は大満足だったなぁ。まぁ結局は個人の好みだとは思うけど

結局は普通の恋愛映画だなぁと落ち着きましたが、中盤までの友情物語としては凄く好きな映画でした。本当に色々惜しい作品だった


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