アウトサイダー(2018)/日本よ、これがGAIJINだ!

【原題】:The Outsider
【監督】:マーチン・サントフリート
【脚本】:アンドリュー・ボールドウィン
【公開】:2018年3月9日
【時間】:120分
【出演】:ジャレッド・レト/浅野忠信/椎名桔平/忽那汐里/田中泯/エミール・ハーシュ/ロリー・コクレーン/YOUNG DAIS/HIRO/奥野瑛太/地曵豪/三浦誠己/清水尋也/淵上泰史/冨永竜/聡太郎/大森南朋/菅田俊/ド・ランクザン望/木村圭作


【あらすじ】
元米兵の男が日本のヤクザになります





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80点



海外の人が日本のモノを映画に取り入れると違和感がある。ネオンで彩られた街並みや謎の掛け軸などほとんどが「ブレード・ランナー」みたいな世界観だ。その異国な雰囲気に憧れるのはわかるがどうしても突っ込まずにはいられない。今作「アウト・サイダー」もアメリカ人が作った日本の映画という事でトンデモ日本を期待して見るとあら不思議

日本の景観に全然違和感がない(;´・ω・)

調べたらほとんどを日本で撮影したそうで。。。しかもキャストも8割が日本人。顔だけ日本人で発音がアメリカンななんちゃって日本人なんてほぼ皆無。劇中のセリフもほぼ日本語なんで日本映画といっていいくらいだ

ストーリーは戦後の日本で元米兵の男がヤクザの世界に入り、成り上がっていくお話。「スカーフェイス」の要素もあるけどやっぱり一番雰囲気が近いのは「アウトレイジ」なんじゃないかな?清(浅野忠信)が笑いながら相手に詰め寄っていく感じは「アウトレイジ」っぽい。椎名桔平も出てるし、やっぱり椎名桔平はこういった路線のキャラはバッチリハマるなぁ(*´ω`*)地味に安田大サーカスのHIROが最初から最後まで出ておいしい役どころだったね







中盤までは文句なしにこれは面白いと思ってたんだけど段々と中だるみに(;´・ω・)。まずニック(ジャレッド・レト)があまりにもしゃべらないので流されるままに生きてる感じがして魅力が感じられなかった。演出も淡泊すぎる。指を詰めるシーンなんかサクッと切れるし全然痛がらないし何か物足りない。情感を映像だけで演出できたら全然しゃべらないニックにも問題はなかったんだけどなぁ

最後の決着の付け方もね…北野武的なアッサリな終わり方にしても緩急が足りないのかな?もう少し頭を使った決着にするかもしくはオロチ(椎名桔平)のキャラを深く掘り下げるとか、う~ん何か物足りない

と書きましたが日本描写はしっかりした高級なVシネとして面白いです。映像だけでも見る価値アリですぞ


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