箱入り息子の恋/ただの純愛


【監督】:市井昌秀
【脚本】:市井昌秀/田村孝裕
【公開】:2013年6月8日
【時間】:117分
【出演】:星野源/夏帆/平泉成/森山良子/大杉漣/黒木瞳/石橋穂乃香/栁俊太郎/古舘寛治/竹内都子

【あらすじ】
35年間人と付き合った事がなかったのですがお見合いをしてみます



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68点



最近星野源が売れているらしい(今更)
星野源といえば『アキハバラ@DEEP』でのイメージから止まっちゃってるんだが無害そうで童貞っぽい草食系な感じが時代的にモテるらしい。そんなん俺だってモテるんじゃないか?と勘違いしてしまいそうだが星野源は演技もできて曲も作れる所を忘れちゃいけない。まぁそんなこんなで今作は星野源が主演の恋愛映画「箱入り息子の恋」だ

天雫健太郎(星野源)は市役所に努める35歳。実家暮らしで恋愛経験はない。そんな息子の将来を危惧しお見合いを勧める両親だったが…ここで健太郎の部屋で学習机使っていたのが何気に笑えた。物持ちがいいんだなぁと一瞬微笑ましく思えたが同時に少し哀しい気持ちにもなった


©2013「箱入り息子の恋」製作委員会




それからひょんな事から出会った今井奈穂子(夏帆)とお見合いする事になったのだが健太郎の両親は菜穂子が全盲だと知り戸惑い、菜穂子の父・晃(大杉漣)は健太郎が菜穂子を守れないと決めつけ最悪な見合いになったが菜穂子と健太郎は惹かれあっていた・・・

ここから健太郎と菜穂子の交流が始まっていくのだがこの辺で箱入りなのが健太郎だけじゃなく菜穂子も箱入り娘だとわかってくる。菜穂子も実家暮らしで仕事をしているのかはわからない。やっている事はピアノを弾くか母親と買い物に行くしか描写されない。彼女の自立も描かれるのかと思ったけど最後まで無垢な障がい者としてしか描かれないのは残念だった

無菌室で育てられた二人が出会い付き合うまでの話が結局、事故とか父親の妨害とか外的要因なので本人同士の問題による葛藤が全然ないんだよ。別に障害による問題をリアルに描写しろとは言わないけどあまりにも表面的すぎると思う。


©2013「箱入り息子の恋」製作委員会




後は邦画っぽいゆったりしたテンポ。悪い言い方をしたらグッダグダに長い。健太郎が菜穂子を好きだと確信して走り出すシーンは青春っぽくていいんだけどそこから菜穂子と結ばれるまでがまぁ~長い。そんなに複雑な話でもないんだからぽんぽんやってくれよ

星野源を堪能できる映画ではあるとは思うけど恋愛映画としては単純で面白いとは言えない作品でした。


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