悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂/現実に生きられない女の子の居場所


【企画】:秋元康
【監督】:丸山健志
【時間】:119分
【公開】:2015年7月10日
【出演】:乃木坂46/西田尚美(ナレーター)



【あらすじ】
乃木坂が結成されてからの4年間の話



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89点


僕は元々AKBが結構好きで2009~2013年ぐらいまでは見ていたんですが段々とチーム感が薄れていくような運営のやり方に嫌気がさしてしまいもうアイドル文化とはお別れかな('ω')。。。なんて思っていたところ最近、乃木坂が気になり始めてついついこの映画を見たら

号泣してしまいましたよ(;_;)

始まりはメンバーの母親たちの独白(声は西田尚美)からそれぞれどういった思いでこのオーディションに参加したのかが語られる。ここでピックアップされるメンバーのほとんどがリアルの学校生活がうまくいってなかった娘ばかり。白石麻衣さんは見た目からは想像できませんが意外と引きこもりだった時期もあるみたいで「始まりは皆普通の女の子だったのね(*ノωノ)」と早くも親しみを感じました。

©2015 「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会



オーディションに合格してからも将来に不安を覚える娘もいて、そりゃあアイドルなんて若い頃にしかできないし成功できるのも一握りの厳しい世界で親からすれば簡単に応援するのは難しいと思う。秋元真夏さんは合格したのに速攻で母親に取り消しにされ大学進学するまで活動できなかったなんて全然知らなかったです Σ(゚д゚;)

若月佑美さんは加入する前のプリクラが流失して責められたり前途多難な日々。

一番凄いなと思ったのが「16人のプリンシパル」という舞台では観客の投票で出演者を決めるサバイバル方式でAKBの選抜総選挙とはまた違ったシビアな戦いで生駒里奈さんはセンターにも選ばれたのに観客には選ばれず、松村沙友里さんも同じくシングル選抜には選ばれてるのに舞台からは降ろされ、そんな二人が感情をぶつけ合うシーン。生駒さんの劣等感を感じながらもそれでも頑張るしかないよと涙ながらに訴えかける姿に見てるこっちも辛くなる


©2015 「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会


全てが全て秋元康さんの仕掛けではないと思うけどAKBを見る限りメンバーの競争心を煽るようなやり方に楽しみながらも怒りを覚える複雑な心境です。彼女たちの成長を考えれば間違いではないのかもしれない。でも正解なのかもわからない。こうやって露悪的な見世物に一喜一憂するだけでも秋元康さんの掌の上で踊らされてる気分だ

松村沙友里さんの不倫路チュー事件も扱っていて、それは結局二人や身内の問題だと思うけどアイドルはそうはいかない。活動を続けるならメンバーやファンに謝罪しなければならない。西野七瀬さんがボソッと「みんな怒ってると思いますよ」と言ったシーンはちょっと複雑でしたが橋本奈々未さんの「男も悪いだろ( `ー´)ノ」と苛立ってるシーンでちょっと溜飲が下がりました


©2015 「DOCUMENTARY of 乃木坂46」製作委員会




最期に堀未央奈さんが乃木坂を辞めるか髪を切るか?という選択で髪を切ってましたがどういう意味だったんでしょうか?気分を変えよう(*'▽')とかそんな感じですかね?というか時間がないとは言え2期生にほとんど触れられてないのは可哀想でした。5年の半分は2期生も参加していたんだしもう少し見せろよ( ゚Д゚)オイ

最初は期待と不安が入り混じりながらも活動を続け、少しづつ自信をつけどんどんと垢ぬけていく彼女たちには感動を覚えましたね。この映画は乃木坂を古くから知ってるファンからすれば物足りないかもしれない。しかし僕のような乃木坂弱者からすれば歴史を知れて面白かったです。アイドルに偏見のある方でも楽しめるハズです(恐らく)オススメです。おわり

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