キングスマン/上品だけど悪趣味



【原題】:Kingsman:The Secret Service
【監督】:マシュー・ヴォーン
【脚本】:ジェーン・ゴールドマン
【原作】:マーク・ミラー
【時間】:129分
【公開】:2015年9月11日
【出演】:タロン・エガートン(木村昴)/コリン・ファース(森田順平)/サミュエル・L・ジャクソン(玄田哲章)/マーク・ストロング(加藤亮夫)/マイケル・ケイン(佐々木敏)/ソフィア・ブテラ(沢城みゆき)



【あらすじ】
イギリスのスパイ養成所に入ります



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98点



僕は熱心なマシュー・ヴォーン信者でね。「キックアス」で魅了され「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「レイヤー・ケーキ」とどれも最高に大好きでこのキングスマンも見る前から期待していたのですが。。。

そりゃあもう期待以上ですよ(*'▽')アンタ

まずマシュー・ヴォーンの演出はとにかく無駄がないんですよ。画の中にキッチリ最低限の情報を説明してくれるので見るたびに関心します。今作もエグジー(タロン・エガートン)とハリー(コリン・ファース)が出会うシーンの長回しとか本当に計算されつくしてるなぁ

アクションシーンもただだらだら戦うんじゃなく一挙手一投足に全て意味があるんです。エグジーがガゼル(ソフィア・ブテラ)と戦うシーンも銃に弾が残ってなくてガゼルに銃を壊されたので仕方なく肉弾戦に入っていく自然さとか、ハリーが協会で暴れまわるシーンも鍛え抜かれた殺人マシーンとプロ市民達の乱闘だから無双できるしFPSゲームのような一人称視点が挟み込まれるのもメガネについてるカメラの映像だと説明できるのでホント無駄がない!



©2015 Twentieth Century Fox Film Corporation 




そしてタイトルにも書きましたがマシュー・ヴォーンの持ち味はもう一つありましてそれは上品なのに悪趣味なんです(;^ω^)。映画全体のルックはすごいキレイで高級感溢れるのにアクションになると結構グロい部分が多いんですな。今作でもスキャナーズよろしく人間の頭大爆破シーンを「威風堂々」を流しながら花火っていくシーンがあって上品なんだか下品なんだかわかりません( ゚Д゚)

キャラも皆良くてガゼルは原作では男だったけど女性にした事は正解でしたね。リッチモンドは世界を平和にしたいけど血とかグロとか見るのは無理とかなんだかカワイイ。マーリンもエグジーに銃を貸してほしいと言われたら「これ俺のだから('ω')ノ」とぞんざいに言い返すのもカワイイ。この映画は何気におじさんがカワイイ映画だね


©2015 Twentieth Century Fox Film Corporation 




そして1月5日からついに続編「キングスマン:ゴールデン・サークル」が公開されるわけだがかなり期待している。マシュー・ヴォーンが監督を続投している事も嬉しいし、今作から登場するアメリカ版キングスマンのステイツマン。キングスマンのスーツはまだわかるけどステイツマンのカウボーイの格好だったらスパイとしてバレバレなんじゃねぇかと思うんだけどまぁチャニング・テイタムだからね。悪役はなんだかエロいジュリアン・ムーア。果たしてサミュエル・L・ジャクソン以上の悪役になれるのか?脳天ぶち抜かれたハリーの復活も気になるし、早く見たいなぁ。おわり



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