シン・ゴジラ/お役所はつらいよ
【総監督】:庵野秀明
【監督】 :樋口真嗣
【脚本】 :庵野秀明
【時間】 :119分
【出演】 :長谷川博己/石原さとみ/竹野内豊/高良健吾/市川実日子/平泉成
【あらすじ】
日本に巨大生物が現れ政府が大混乱!
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93点
やっぱり何度見ても素晴らしい( *´艸`)
今作を初めて見た時は会話量の多さについていけず、エヴァンゲリオン:Qのようなわけもわからず巻き込まれていくライド感にただただ圧倒されていたのですが改めて見ると…
やっぱり圧倒されますな💧
序盤に登場するゴジラ第2形態の気持ち悪さったらねぇ…(-_-;)CGと着ぐるみの中間の狙った感じで生き物っぽさもあるけど無機物っぽい感じもあってまぁキッショイ。これ野村萬斎がモーションキャプチャーで演じているみたいですが「ホビット」でベネディクト・カンバーバッヂが竜のスマウグを同じくモーションキャプチャーで演じた事と通じる所がありますね
©2016 TOHO CO.,LTD. |
僕はストーリーをセリフで説明していく作品が好きじゃないんですけど今作のセリフ劇は政治家たちの会議が中心で内容は憶測と責任の所在を追及していきます。これが凄いリアリティがあってそんなに政治家の事を知らない自分でもお役所仕事は遅い事ぐらいわかっているので劇中の志村(高良健吾)のセリフ「こんな事してる場合かよ('_')」には共感しますよ💀
上の奴らがダメダメな状況で矢口(長谷川博己)率いる巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)が打開策を議論していくのですが彼らは良かったですねぇ👍
世界を救うのはスーパーヒーローじゃねぇオタクだ!
という庵野総監督のメッセージですね(恐らく)
特にいいのは安田(高橋一生)ありえないといいながらありえたら尾頭(市川実日子)に即謝る所とかカワイイです(笑)最近の高橋一生さんはインテリイケメンの役が多いですが変人オタクの方が合ってると「池袋ウエストゲートパーク」から僕は思ってましたよ( ;∀;)
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しかし改めて見ると後半の人間たちの逆襲が始まる所はあまり良かったとは思えないかな?もう少し盛り上げても良かったと思うんですけどイマイチ盛り上がっていかないんですよ。矢口の演説も「俺たちの力見せつけてやろうぜ!( ゚Д゚)オラァ」って感じじゃなく「なんとかお願いします(-_-;)」って感じだし最後も「やったぜ!俺たちの勝利だ!( ゚Д゚)オラァ」って感じじゃなく「はぁ…終わった(-_-;)」なんですよ。日本人らしいっちゃ日本人らしいですけどもう少し「インディペンデンス・デイ」みたいに盛り上げてもよかったんじゃないかなぁ
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今作の一番の魅力は人間ドラマを極力排除した事ですね。いやゴジラの出演が多いというわけではなくキャラクターたちの心情や関係性を説明しないのでその分想像の余地があるんですよ。その想像させる余地というがまさに映画的だと思うので皆語りたくなるのですね。本当にゴジラとか関係なく今の311を経験した我々には見ておいて損はないと思うのでオススメです。おわり
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