トゥルーマン・ショー/普通だけど普通じゃない人生


【原題】:The Truman Show
【監督】:ピーター・ウィアー
【脚本】:アンドリュー・ニコル
【時間】:103分
【公開】:1998年11月14日
【出演】:ジム・キャリー(堀内賢雄)/エド・ハリス(納谷六朗)/ローラ・リニー(佐々木優子)/ノア・エメリッヒ(中田和宏/ナターシャ・マケルホーン(渡辺美佐

【あらすじ】
僕の人生は常に誰かに見られていた



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81点



誰かに監視されてるんじゃないか?という感覚を持った事は誰にでもあると思うんですけど今作はそれをメタフィクション的にコメディにしてしまった映画です。昔ならいざ知らず、最近はネットの発達により「スノーデン」なんかを見ると他人事とは思えないのが怖いですよねぇ((((;゚Д゚))))

これは何度も見てるんですが見れば見るほど序盤のトゥルーマン(ジム・キャリー)が不憫に見えちゃうんですよね。幼い頃に外に出たい気持ちを無くさせる為に父親を溺れ死にさせたりして(実際には死んでません)トラウマを植え付けるなんて非道にもほどがありますよ(;^ω^)
妻のメリル(ローラ・リニー)ですら自分で選んだ相手ではなく不自然に選ばされた相手な上に、その相手も自分の事は愛してなくて恐らく子供を作ろうと言ってる事から子供ができれば愛せるかもしれないという妻の気持ちを考えるともう笑えないですよね(笑)

しかし前半で空から照明が落ちてきたり、雨が自分の所だけ降ってきたり今までよくばれなかったですね( ゚Д゚)生まれた時から30年間培ってきた価値観を覆すのは難しいかもしれないけど、突然広告用のセリフを喋ったりちょっと30年間不気味に思わなかったのかよトゥルーマン💧

©1998 Paramount Pictures














今作ではクリストフ(エド・ハリス)という男がこの番組のプロデューサーとして世界をコントロールしようとするのですがこれは究極の毒親ですよね。いくら愛情を持ってやってる事とはいえ神にはなれないわけだし
しかしだからこそ終盤の嵐を舟で切り抜けるシーンは父親を乗り越える意味にもなって感動的なんだなぁ


©1998 Paramount Pictures
そして最後の終わらせ方がいいんですよねぇ。番組として見ていた視聴者が「次の番組はなんだ?」とチャンネルを回そうとして終わるのがいい感じにブラックジョーク的で👎
結局視聴者はトゥルーマンが脱出できたことに感動できても番組としてしか見ていない後味の悪い終わらせ方になってるのが落語っぽくて好きですね

今見た方が面白いし、何度見ても発見があるので是非とも皆さん見てくださいオススメです。おわり


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